当院の治療方針の紹介です。


皆様、こんにちは。院長の大室です。
今日は当院の治療方針について、簡単な紹介をさせて頂きます。
当院の理念/モットーはHPにも掲載している通り、
「もし患者さんが自分の家族だったらどうするか?」です。
即ち自分達がされたくない事は絶対に患者さんに行わないと誓っています。
外来での待ち時間短縮、漫然とした投薬の中止など、具体的に色々と挙げられますが、なかでも我々が特に力を入れて取り組んでいるのが、「入院・手術を要する患者さんの痛みや不快を出来るだけ少なくする」と云うミッションです。
例えば、私が担当する脊椎疾患の中で最も多い疾患の一つ、
「腰椎椎間板ヘルニア」ですが、私が医者になった18年前は、皮膚の切開は10cm、手術後少なくとも2~3日(もしくはそれ以上)のベッド上安静、入院期間も恐らく2週間を越えていた様に記憶しています。
それが、現在。新しい器械(顕微鏡、内視鏡)の発明でどんどん皮膚の切開が小さくなり、現在一般的に用いられている「MED」という内視鏡で、だいたい2cm程の切開まで縮小されました。
皮膚の切開が小さいと云う事は、その下に存在する筋肉の切開も小さくて済むという事ですから、当然、手術後の疼痛が非常に小さく、患者さんの苦痛軽減に直結します。
当院では、H20年から「MED」を導入し、患者さんの平均入院期間は術後2−3日でした。しかし、更なる成績向上を目指し、昨年9月から、現時点では最新鋭の「PED」という内視鏡を導入しました。
この器械を導入した結果、皮膚切開は5mm(ミリ)になり、
現時点でこの手術を受けられた患者さんの全員が、翌日には元気に退院されています(1泊2日ですね)。
まだ開始したばかりで手術適応を慎重に選んでおりますから、全ての腰椎ヘルニアの患者さんに行う訳ではありませんが、今後もたゆまぬ努力を続け、患者さんへの医療サービス向上に努める所存でございます。
それでは皆さん、また!!
(写真はPEDを用いた内視鏡手術の1コマです)

ped


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