天皇陛下の手術


こんにちは
横山です
数日前からの話題ですが
天皇陛下が心臓のバイパス手術をなされ
徐々に快方に向かわれているようです
この手術を執刀した医師のコメント
これは外科医であれば
うなずける事です
手術直後の会見で
「今、成功と言うのは尚早。治療は続く。陛下が日常のご公務を取り戻すのが成功といってもよい時期」
というコメントです
治療というのは
手術がすべてではありません
もちろん手術は
一番治療の肝にはなりますが
それで治療が終わる訳ではありません
いつも患者さんに話をしているのですが
私たちは魔法使いではありません
指をぱちっと鳴らしたら、まあ不思議、すべてが若いときと同じ!!、、、、
というわけではないのです
手術後には、さまざまな症状が出てくることがありますし
私の専門とする
人工関節の手術にしても
治療後のリハビリなどがとても大切です
そして
日常生活で笑顔が出てくるようになって初めて
手術が成功といえるのです
手術が終わった直後は
手術が滞りなく終了した
状態であり
手術の成功は
それから患者さんと一緒に手に入れるものです
前向きな気持ちが、治療も前向きに進ませます
今週の患者さんも
先週の患者さんも
以前の患者さんも
手術後、成功に向かって前向きに進んでいる時期です
是非
いっしょに
”成功の時期”を喜び合いましょう
天皇陛下の一日も早いご回復をお祈りします。


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