下町のホスピタリティ


みなさん こんにちは 横山です

皆様におかれましては 楽しい時間を過ごされていらっしゃいますでしょうか

最近は年齢的に代謝が落ち、中年体型に陥ってしまっているため、食事のことは考えないようにしたいのですが、今日は大盛りカツ丼の話。最近入った一つの食堂について今日はお話しようかと思います。

外食と言っても、私が行くところはいつもB級グルメが多く

とくにたべざかりの子供をつれている私としては、山盛り、いわゆるメガ盛りと呼ばれるお腹いっぱい食べることが出来る食堂に参りました

インターネット検索で美味しそうな画像が出てきたところを探し当て、いざ入店

甲子園裏の商店街にある、まさに昭和な食堂!

 

いらっしゃったのは、お店の大将。ご自身のお食事をとりながら、テレビを見られていらっしゃいました。

ボリュームがあるとネット情報をもとに、子供4人つれてカツ丼を3つ頼んだところ、、、

”あかん!”

といって、作ってくれません。

少なめに頼んだつもりですし、お願いします!

といっても作ってくれません。

そしておもむろにキッチンに向かい、

大将が言うには ”一つだけ作るから、それ見てから頼んで”

といって、こちらの返事を聞かずに、一つのカツ丼をサーブしてくださいました。

そして出てきたのが、高さ23cmのカツ丼!メガ盛りというより、テラ盛りです。

(テラ盛りにご興味があればココ)

たしかに食べきれない量!!子供達に取り皿をくださり、追加の出汁、漬け物をくださいました。

結局はもう一つたのみ、あとはカレーうどんや、総菜(これらのだし巻きなどもビッグで美味)

を頼んで、美味しく頂いたのです。

 

もちろんお店としては、客が言うように出した方が、出る数も増え、売れるかもしれない

しかし

相手をみて、自分の提供できるものを考え、相手が喜ぶことを提供するお店

すばらしいホスピタリティ!と感じました。

当院でも、ホームページなどをみて、”すぐに手術をしてください”と来られる方もいらっしゃいます。

しかし、いつもお話するのですが、全員が手術が必要なわけでは、もちろんありません。

リハビリや投薬などで、改善されるかたも数多くいらっしゃいますし、なによりも人工関節の手術などは、最終手段ですので

してください=>はい、やりましょう  では ない!と思います

食堂の大将さんの温かい思いやりは、我々の仕事にも通じる。見習うべきことだと思いました。

聞けば創業50年。同じ事を50年されており、皆に愛されるのには理由があると痛感いたします。

食事が終わる頃になって、大将が

”店にはっとくから、色紙を書いて帰りな”

と、子供達に色紙とペンを渡してくださいました!(芸能人でもなんでもないのに)

壁には芸能人やスポーツ選手はもちろん、高校野球にきた球児や大学サークルなどなど

様々な方が書いた感謝の色紙がいっぱいに貼り付けられ、皆に愛されていることがよくわかるお店でした。

大将曰く

”また子供達が大きくなったときに、この店に来て、あのとき大盛りカツ丼食べたな、ってうれしくなるやろ、だから書いて帰りな!”

やはり、長く愛されるお店は違う。

そう思わせる食堂、最高のホスピタリティでした。


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