米国病院訪問


みなさま

こんにちは 副院長の横山です

暑いですねーー

大雨の後、完全に夏、それも猛暑になってまいりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。熱中症にならないよう、十分な水分補給と休息をお取りください。

先の大雨、当日私も岡山に学会でいたのですが、帰ることができませんでした。被害に遭われたエリアの方々には、心からのお見舞いを申し上げます。

・・・・

さて、先日1週間米国に研修に行ってまいりましたので、少し遅くなりましたが、ここで報告させていただきます。

色々ありまして、ニューヨーク経由でのコロラド州デンバーとテキサス州オースチンの病院に訪問し、手術、術後経過を見せていただきました。

見学してきたものは、手術は当院で行なっているものと同じ、

”レッグポジショナーという台を用いての、筋肉を切らない低侵襲の人工股関節置換術”

”3Dプリンター技術のオーダーメイド器具を用いた人工膝関節置換術”

です。

まず

あちらの病院は朝が早い!

朝7時には皆病院に来ており、7:30より手術開始です。

テキサスの先生がおっしゃっていたのは、前日は手術が2件だったので、10時には仕事終わっていたよ、とおっしゃってました。

どちらの病院も手術はエキスパートの先生が一人で手術され、連続で何人もの手術をこなします。

デンバーでは8人、テキサスでも6人手術が並んでました。

そして助手、手術室スタッフもほぼ専属で、動きが早く、的確です。息の合い方もぴったりで、無駄がほぼありません。

両方ともの施設では、2部屋の手術室を交互に利用しながら、進めて行きますので、これも当院と同じです。

ドクターはおそらく年齢的には私と同じくらいでしたが、どんどん進んで行きます。

パワフルで、力強い。

患者さんも、安心ですね。

患者さんといえば、患者さんの経過を見学するために、今回は当院のスタッフも同行してくれました。

手術だけであれば、他にも学ぶ機会がありますが、その前後の患者さん、病院スタッフ、リハビリの動きはなかなか学ぶ機会がありません。

今回は、私が手術室に入っている間、当院スタッフはあちらのナースや理学療法士、事務のスタッフとコミュニケーションをとって、色々と教えていただきました。

何と言っても海外は、入院期間が短い!

股関節の手術は、なんと当日!!か翌日!!に退院!だということです。

行なっている手術手技はほぼ同じだというのに!!です

実際、手術室から帰って来てから20分で理学療法士がベッドサイドに現れ、立ち上がり練習を開始します。

私も現についさっき手術が終わった患者さんが、30分後に歩いてくださったところを目の当たりにしました。

この患者さんは、手術前にも挨拶させていただき、握手をして手術へ送り出し、手術が終わり、直後に歩行器で歩くところも見せていただくという貴重な体験をさせていただきました。

何よりもあちらの先生、スタッフ、そして患者さんに感謝です。

もちろん、米国と日本の間では、患者さんの年齢や、医療システムとしての違い、保険制度の違いなど大きな差がありますが、患者さんが確実に早期に安全に元の生活に戻るという目標は同じであります。

見習い、取り入れるところは取り入れるという姿勢で行きたいと思います。

今回は、あちらの先生のお家(超豪邸!)にも招待していただいたり、奥さまともお食事もご一緒させていただいたり、非常にあったかいホスピタリティに包まれました。

テキサスの先生は、昨年当院にも来てくださり、一緒に手術をさせていただいた先生です。

これからもお付き合いいただき、いい刺激を感じていたいと思います。

また頑張ります!!

デンバーとテキサスの皆様、ありがとうございました。


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