とっても寒くなりましたね
皆様 うがい手洗い わすれずに 風邪予防に努めていらっしゃるでしょうか
今週発売
の
週刊朝日に
全国病院の手術件数をのせた
手術数総覧が 発表されました
週刊朝日
これは 厚生労働省が指定する 難度の高い手術の症例数を
国へ届けているデータを 集めているものです
今週が 西日本編で
当院も含めて 手術件数が載っています
整形外科では ”人工関節置換術” の 症例数が 掲載されています
股関節と 膝関節 など 部位に分かれているわけでなく ひとまとめに
人工関節手術 と いう 分類です
基本的には 手術数が 多い病院は いい病院である とうい一つの指標 という認識からこのような企画が組まれているのですが、
当院
大室整形外科 脊椎関節クリニック
は
25 例 と なっております
これは 私が来る前の 前年度の 症例数であります
2009年度 1月から12月
今年の4月に 当院に就任し、その後新手術室が完成してからの
症例数はもちろん含まれておりません
(昨年までは 前勤務先の (国)姫路医療センター で この人工関節を
人工関節外来も含め
手術を私が行っておりました)
こういう特集をみると
みな 数が多い病院 手術が多い病院が 一番いい病院だ
ということで 皆さん集まりますが
しかし
本当に 症例数が すべてでしょうか
実際手術の執刀を行うのは
あなたの主治医です
インターネット 雑誌 など
華やかなことばかりに 目が行きがちですが
実際病床数や 勤務医師の 人数が多ければ
必然的に 全体の手術件数は多くなります
当たり前です
執刀する医師が多ければ 症例数が多くなるのは 当然です
また
単純に数が多ければ いいというものではないと 考えております
数が多いということは それだけきめ細やかな 患者中心の治療が出来なくはならないか
と言うことです
私がいつも ここに赴任してきてから 言い続けていることの 一つに
仕事内容は違えど、提供するときの気持ちは同じであろうということで
外食業界に たとえて
”一生に一度の 家族でとる 最高の晩餐を提供できる 地域のちいさなフレンチレストランであれ”
と申しております
解説しますと
もちろん サーブする 食事の数 客の数は
大手チェーンの レストランのほうが 圧倒的に多いでしょう
しかし一生に一度の 記念日の食事は
そんなお店を選ぶのではなく
やはり小さくても その特別な日に
ふさわしいところに 食事に行くのではないでしょうか
ということです
人工関節の手術というのは その患者さんにとっては一生に一度の ことです
ですから
数が少なくても
一生に一度の手術を受けるに値するような 小さな専門施設として
皆様に 最善の治療を 提供できることが
我々の使命です
このような ことを 私は目指している!
ということを 常日頃から
スタッフに 話しております
今回発表された このようなデータは
一つの指標として 大切な ことですが
あまり やみくもに その数だけに右往左往されることは ないと思います
なには ともあれ
手術を受けられる患者さんは
主治医との よくお話を 行った上で
手術をうける 基準とされることを おすすめいたします
そして 何かのご縁で 私が 執刀させていただき
当院のチームが 皆様をサポート出来る場合は
出来る限りの ことができますよう
これからも 日々 精進していこうと思います
新病棟 新手術室 新外来にて 少しずつ がんばって参ります
皆様 見守ってくださいませ
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